儀式前日の夜…大体10時くらい。


今日は早目に寝ることになった。


でも…全然眠れないと思う。


自分が死ぬ前日にぐっすり眠れる??


…誰だって眠れないと思う。



「毬さんごめんなさい…
今日は眠れそうにないです」



そばにいた毬さんにそう言うと、優しく微笑んでくれた。



「無理に寝ないでいいのよ?
…何かしたいことや食べたい物ある??」


したいこと?


私がこの世界で出きることはほとんどない。


お裁縫や外を眺めたり、ピアノ…。



「ピアノ…弾いても良いですか?」



「ええ、もちろん!
廊下は寒いからこれを羽織ってね」



薄いけどあたたかいのを着て、ピアノを置いてある部屋に行く。



「私は部屋の外にいるから、何かあったら呼んでね」



気を遣ってくれてるんだって思って、その言葉に甘えることにした。


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巫女    龍神  女神  異世界  切ない  生まれ変わり  愛憎  和風  永遠 

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