好きになんてなるわけねーだろ!!!
★第2章★


「ねえー、杏奈ーー!」

『だから!そんなのないって!!』


この間の騒ぎ以来、本当に仲良くなったと言える私たち。

まぁ、光輝たちには心配をかけたけど。


「だって、あんなに心配して走ってきたんだよ!?」

『幼馴染みだからだってば!!』


そのときのことで、今、葵が暴走中。


「そんなわけない!絶対杏奈は光輝くんのこと好きだよ!」

『そんな大声で言うなあほっ!勘違いされるじゃん!!…え?もー違う違う!これは葵の勘違いだからみんな信じないでーー!』

「絶対そうだよ!そんで、光輝くんも杏奈のことが好きで両想い!!」

『違うーーーー!』


私が光輝のことが好きで、さらに両想いと言うのが葵説。

譲る気は更々ないそうで。


……誰か助けてーー!!

< 49 / 277 >

この作品をシェア

pagetop