ツンデレ専務と恋人協定
庶民デートと贅沢デート
専務が出張から帰ってきてから数日が過ぎた。

今日はコンペの最終審査の日で私は今までにないくらい緊張している。

審査の部屋に入ると、専務の顔が目にはいった。

他には会長といろんな部署の部長が何人かいた。

この人たちの前でプレゼンしなきゃいけないと思うと、より一層緊張が増してきた。

だけど今日のためにできることはやったはずだから、精一杯頑張ろう。

私は小さく深呼吸をして落ち着かせて自分の番になるのを待っていた。

最終審査のプレゼンは何とか無事に終えて、私は４６階へと戻るエレベーターを待っていた。


「お疲れ様」

すると、後ろから声が聞こえて振り返ると常務がいた。

「お疲れ様です」

「今日、コンペの最終審査だよね？どうだった？」

「すごく緊張しました」


でも、もし駄目でも精一杯したから悔いはない。


「栞奈さんならきっといい結果がでると思うよ」

「ありがとうございます」


エレベーターがやってきてふたりともエレベーターに乗り込んだ。


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