二匹の銀龍
第一章
Pppppp...

カチッ

「…んっ‥」

朝カーテンの隙間から覗く朝日は
部屋の中を照らしだしていた

「…ふぁ‥ねみぃ…」

起きたと同時に無機質な音が鳴り響く

プルルルルル…

…出るの面倒臭い。

ずっと無視をしていると
切れては掛かって来ての繰り返しで
いい加減、イライラしてきたので
一応電話に出る。

ピッ

「…何」

「何じゃねえ!!何で出ねえんだよ!?」

「何でって…面倒臭かったから?」

「俺に聞かれてもしらねえよ!!」

朝から耳元でギャアギャアうるさい

「で、要件は?」

まだ眠気が残っているから
寝たいのだが。

「今日の事何も聞かされてねえのか?」

「今日の事、?」

何かあったっけ…。

まだ覚醒しきってない
頭を降る回転させるがわからない

「もういい、そのまま考えてたら寝ちまうだろお前」

ありゃ、バレてら。

「…。ふぁ〜…」

「はぁ…お前今日学校!!!!!!」

……はい?
学校?ガッコウ?

「はぁ!?」
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