白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~
なのに琉稀は、私の頭を撫でるだけ。

――“綾華もあいつをわかってやれよ”――。

翔ちゃんに言われた事を思い出した。

きっと琉稀は、私のリズムに合わせてくれてる。

まだまだ子供の私に。

私は琉稀の腕を掴んで背伸びをし、口端にキス。



「仲直りのちゅーってやつ?」



驚いてる琉稀におどけて見せる。

これが私の精一杯。



「下手くそ――…」



けど、正気を取り戻した琉稀に捕まり、口付けを交わす。

幸せいっぱいのちゅーを。



        - END -



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