光の世界の住人
こんな私が。
影の世界の住人が。
光の世界の住人に近づいてはいけないと、頭ではわかっていたはずだった。
光と影が重なり合うことはないと、わかっていたはずだったのに。
ねえ、神様。
もし時間を戻せるのなら。
私は再び光の世界の住人に近づくという過ちは犯さなかったでしょう。
これから起こる様々なことに、私はまだ気付きはしなかった。
あんなことが起こるなんて、知る由もなかったんだ。
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