初仕事の日が来た。
初日だけは所長と一緒にお客様の家に行くことになっている。
だが・・・
「マジか・・・」
セレブ臭プンプン匂わせている所長だけあって車も国産の高級車
こんな車に乗って仕事場に行くって普通じゃありえないんだけど
所長にとっては当たり前なようで、驚いている私を見ながら
「早く乗りなさい」と急かす。
「は・・・はい」
高級車で初出勤とか・・・・やっぱり竹原家政婦紹介所普通じゃないわ

車で走ること15分
到着したのは高層マンション・・・いやこりゃ~億ションってやつだ。
生きているうちにこんなすごいマンションに入ることは一生ないだろうと
思っていたが、やっぱり持ってる人は持っている。
たしかに家政婦雇うぐらいなのだからこのぐらいのマンションに住んでてもおかしくない。
しかも私の住んでいるマンションに近いのだ。
こんなすごいマンション見たら私の住んでるところなんて恥ずかしくて教えれません。

地下の駐車場に車を止めるとエレベーターに乗り1階エントランスで降りた。
そしてマンションコンシュルジュの元へ行き安全の為に水沢さんの家政婦として通うことを伝えると
所長は鍵を差し出した。
「私の仕事はここまで。はい、これが水沢様の鍵よ。とりあえず今日は夕食の支度しなくて
 いいって連絡が私の方にあったから掃除洗濯が済んだら帰っていいわよ。
もちろん、洗濯物を取り込んでアイロンをがけが終わったらだけどね」
「はい」
「何か困ったことがあったら電話頂戴。じゃあ~頑張って」
そう言って所長はエントランスに私を残し帰っていった。


ここのエントランス、ホテルのロビーの様で落ち着かない。というか
自分の服装がかなり浮いて見える。
・・・とりあえず部屋に行こう。

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家政婦  秘書  副社長 

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