俺様副社長に捕まりました。

水沢さんの正体

頭が真っ白なまま帰宅した私は何もする気がおきず
バッグを力なく下ろすとソファーに横になった。
「はぁ~あ~」
何をどう考えればいいのかもわからないし気持ちの整理など出来る訳もなくて・・・
自分の今までの行いを思い出しては悲鳴をあげそうになった。
だってパーティーに行ったのも・・・大阪への出張と京都でのお泊り(何もなかったけど)
レンタル屋での楽しい会話に食事・・・そして・・・あの日のキス
それが全部同一人物だったのよ。
しかも私ってば本人目の前にして本人の悪口言ってたんだよね。
そりゃ~黙って聞くわよね~~。
それを私はくだらない愚痴を黙って聞いてくれたと思ってた。
愚痴を言って一人で満足してた私って相当のバカ?

っていうかなんで?なんで?一人二役やるかな~あの人
私の表の部分と裏の部分をみて楽しんでたのかな・・・
なんでフレンドリーだったり無愛想だったりする必要があったの?
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