…やっと聞けた、金崎部長の気持ち。
好きだ。の言葉は勿論嬉しかった。でも、もっともっと嬉しかった言葉が聞けて、心の底から幸せだと思った。

それなのに…それ以外、なんの進展もない。金崎部長は仕事ばかりで相手にしてくれない。休日出勤は当たり前で、2人きりで過ごすなんて、夢のまた夢。

こうなったら、会社に誘惑しに行ってやろうか?なんて思ったけど、社内恋愛は、禁止じゃないにしても、秘密にしておかなければならない。

…バレたら、異動させられるか、飛ばされかねないから。…勿論、私が。

社内で移動ならいいけど、支社に異動とか、県外に異動とかあり得ない。

金崎部長の傍を離れるなんて、無理。

…そんな心配と比例して、もう一つ大きな心配がある。

彼が、金崎物産の後継者であると言うこと。…私と金崎部長では、雲泥の差、月とスッポン。身分が違いすぎる。

ごくごく普通のサラリーマンの父と、専業主婦の母の間でのんびりと大きくなったこれまた普通のその辺にいる一般人の私。

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上司  部下  不機嫌  ドジ 

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