不機嫌な君
その夜、葉月さんは私の家に泊まった。

次の日の朝、元気のない私に、葉月さんが朝食を作ってくれて、私はそれを半分だけ食べると、葉月さんと共に、出社した。

…、金崎部長はもう仕事を始めていた。

私は極力金崎部長を見ないようにして、仕事を始める。

…それでも時々、視線を感じて、そちらを向くと、金崎部長が私を見ていた。

そんな、切なげな目で、私を見ないで。私はパッと視線を逸らすと、またパソコンに向かう。


こんな日がもう何日続いてるんだろう。会社にいるときは、金崎部長が私を見ている。

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