彼はあの子の婚約者

陸said

正直、下駄箱で莉緒からの
手紙を見たとき、別れ話だと
思った。

だから、行くのが怖かった。
でも、体はいつのまにか、
あのカフェに向かっていた。

カフェにつくと、莉緒はもう
中にいた。

長い間待ってていてくれたぽい

莉緒の顔で分かった。

そして、僕は、覚悟を決めた。
莉緒から言い出されるのが、怖くて
自分から言いだした。

重い雰囲気になるのが怖くて、
僕はふざけた感じで言った。

てっきり、「うん」と
返ってくると思ったのに、
その逆の言葉が返ってきた。

僕は驚いた。

そして、嬉しさが込み上げてきた。
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