妖刀奇譚





●満刀根永近

『刀工にいそうな名前』というイメージでした。最初はほぼ背景になるようなおじいちゃんだったのに、いつの間にかパワーアップ……某寺のTさん並に強いと思います。思葉以上に色んなものを観たり聴いたり感じたりしていたので、それらから身を守るために独学で術を編み出したという非凡っぷりを発揮してます、本編では地味ですが(笑)最初から玖皎の存在は分かっていましたし彼の声も聴こえていましたが、あえて知らないふりをして思葉に任せていたんです、まずくなっても彼なら玖皎を調伏できますからね。ちなみに永近は安倍晴明の子孫の流れにあたるという裏設定が生えています。思葉の能力も、恐らくそこらへんが関係しているのでしょう。玖皎とちゃんと会ってからは、いい茶飲み仲間になっていると思います。無害と判断すればかなり寛容なおじいちゃんです( ´灬` )


●辻森來世

苗字は『辻斬り』から。実は最初は女の子設定だったキャラですが、なんか動かしにくかったのと男要素が薄まるのとで急きょ性転換。頭もいいしスポーツもできる、とっても明るい性格をしてるけどどこかおバカな子です。小さい頃の回想シーンを書きながら「おまえイケメンか!」と叫んでしまいました(笑)彼女募集中なので誰かいい女の子紹介してやってください。ちなみにちょろっとだけ触れてますが行哉(ゆきや)という大学生のお兄ちゃんが居ます。登場シーンが少ない気がして自転車の件を追加しましたが、やっぱり少ないですね。けっこう気に入っていたキャラなのでもっと遊びたかったです( ˘•ω•˘ )


●櫛の付喪神

本作のホラー要素でした。貞子をイメージしましたがあまり怖くなかったですね(笑)ホラーを書けないわたしのせいです。よく人間が妖怪とかに乗っ取られて正気を失ったり人間の常軌を逸した生物や存在を目の当たりして正気を失い発狂したりする話は聞くので、逆バージョンがいたらどうなるんだろうと思いこの設定に。思葉が気づけなかったら、主人の恨みが自分の心だと勘違いしたまま冥府へ渡り、閻魔王から裁きを受けていたでしょう、いやあ危ない危ない。本来は座敷童子みたいな容貌のとっても素直な子です。助けてあげられてこちらも救われました。ありがとね、思葉。




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