俺は【飛鳥建設】飛鳥 零の秘書として

雇われた。


零とは、高校からの付き合いだが、最初

にあいつに会った時の印象はキザで嫌味

な奴だった。


いちいちやることが様になり、誰もがあ

いつを崇拝していた。


そう、何をやらしてもトップだからだ。


成績でも、運動でも、女の数も人気度も

俺は、結局零には勝てなかった。


卒業式の時にあいつは、仲が良かった訳

じゃないのに俺に『お前がいたから楽し

かった』と嫌味なぐらい爽やかな笑顔で

言いやがった。


その時からなぜか親しくなり今に至る。


雇われているのだから本人には文句は言

わないが、俺に相談も無しに第二秘書を

置くと言いだした。


はぁ⁈


俺がいるのに⁈


社長秘書をしていた女らしいが、邪魔で

しかない。


なぜか彼女、宮内 胡桃の素行調査を頼

まれ調べてみると面白味のない地味めな

女…こんな女のどこが気に入ったのかわ

からない。


俺としては彼女には悪いが雑用でもして

くれてればいい。


そう思っていたのに、副社長の一言で。


『…彼女をパーティに連れて行く』


はい⁈


それって秘書としてじゃないよな⁈


女除けに⁈


『……狐を排除して彼女を誘惑するか

な⁈真琴に連絡しておいてくれ…」


そう言う事か……


一人の女として彼女を気に入ったのか。


とうとう本気になれる女に出会ったんだ

な。上手くいくことを祈ってやるよ。

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