彼女をホテル残して俺は会社に向かった


彼女も大切だが、会社も大切なんだ。


昨年から何かと問題が浮き彫りになって

いる事実を峯岸を使って調べていた。


親父は、放っておけばいいと呑気な事を

言っているが、俺の結婚がかかって来る

んだ。


合併⁈ 乗っ取り⁈


そんな訳にいかないだろう⁈


大和社長の娘


大和 雅は、好きになれない。


確かに美人なのだろうが、人を見下し女

王さま気質な女だ。


自分の思い通りにならないことはないと

思っている。


大和家の紅一点を甘やかし、そんな女に

したのは社長と会長なのだが…そんな女

に縛られるのはまっぴらごめんだ。


もちろん、あの社長に操られるのもごめ

んだ。


あの女は、俺の気持ちを無視して俺と結

婚すると何年も前から周りに言っていた

ようで大和社長も乗り気だった。


俺は修業を名目にニューヨークへ逃げた

んだ。そのうち諦めるだろうと甘い考え

で……


だが、違った。


何年たっても諦めるつもりがない。


しまいには、大和建設の権力の裏で何か

企てたいた。


それが、表に出だしたのが昨年の秋


日本での仕事の合間に、峯岸に相談し調

べていた。


そんな時に、彼女に出会ったんだ。


一目惚れだった。


どんな美人でもスタイルのいい女でも一

度きりの関係で満足していたのに、彼女

は違った。


運命を感じたんだ。


それなのに、朝、目覚めれば彼女はいな

い。


今まで俺がしてきたように何も残さず消

えていたんだ。


いや‥ピアスを残して消えていた。


そして、再び出会ったのはすぐだった。


最初、あの日の面影を残していない彼女

に気づかなかった。


女は怖い


化粧一つで化ける。


俺が、彼女の黒子の気づかなければ、彼

女は知らないふりをしていたのだろう。


実際、俺が追い詰めるとボロを出した癖

に、それでも他人だと言い切る彼女。


そんなところがまたかわいいと思えるの

も彼女の魅力なんだ。


俺は、彼女を手に入れ会社の危機を打破

する為に戻ってきた。


だから、1日でも早く事を終える為に休

みなく働くさ。


全てが終われば、彼女を抱き枕に休息を

とればいい。


俺の安息の日は目前


一気に肩をつけてやる。

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