君と花を愛でながら
最終話 恋するチューリップ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――




恋をした。


飲み込もうとすれば、胸に疼いて苦しく熱を帯び


言葉にしても、叶わぬ現実に散り散りになることもなく


消えない気持ちを心の中に閉じ込めて
私はそっと春を待つ。











< 251 / 277 >

この作品をシェア

pagetop