なかなか戻って来ないレナの事が気になり始めたユウは、様子を見に行く事にした。

「オレ、ちょっと様子見てくる。まだ人の多いところとか心配だし。あまりにも遅すぎる。」

ユウが立ち上がって個室の扉を開けた時。

「お客さん、大丈夫ですか?」

レナが、隣の個室の前にしゃがみ込んで、店員に声を掛けられている。

ただならぬレナの様子に気付いたユウは慌てて駆け寄った。

「すみません、大丈夫です。」

ユウは店員に軽く頭を下げ、レナの背中をさする。

「レナ、大丈夫か?」

レナは震えながら大きく目を見開き、両手で頭を抱えて首を横に振る。


“嫌…やめて…”


何度もそうくりかえし、レナは涙を流した。

「レナ…?」

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