過去恋に今の鼓動を重ねたら
過去恋にリセット
夜7時。
会社帰りにスーパーで、買い物をしてから帰ってきた。暑いから、さっぱりしたものがいいかなとも考えたが、暑いからこそスタミナ料理が良いと思った。
ガッツリと肉を食べて、暑さに負けない体を作ろう!
雅也さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら作っていたのに、「紗菜をいつでも想っているから」という圭司の言葉がいつの間にか頭の中で繰り返されいた。
「夜になっても、暑いね」
出来上がる頃、雅也さんが来た。クールビズなので、ネクタイはしめていないが、汗をかいたワイシャツを脱いで、私の部屋に置いてあるTシャツに着替える。
「雅也さん、スマホが鳴っている」
テーブルの上で震えるスマホを早く渡そうと手を伸ばしたが、先に雅也さんが取った。
「もしもし。……ああ、だから、飲み会だって……え?あー、二次会があるかは、分からないけど、出ないで帰るよ…」
私は、首を傾げた。
帰る?どこへ?誰が待っているの?電話の相手は誰?
それに飲み会って、なに?
誰に何のために嘘をついているの?
会社帰りにスーパーで、買い物をしてから帰ってきた。暑いから、さっぱりしたものがいいかなとも考えたが、暑いからこそスタミナ料理が良いと思った。
ガッツリと肉を食べて、暑さに負けない体を作ろう!
雅也さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら作っていたのに、「紗菜をいつでも想っているから」という圭司の言葉がいつの間にか頭の中で繰り返されいた。
「夜になっても、暑いね」
出来上がる頃、雅也さんが来た。クールビズなので、ネクタイはしめていないが、汗をかいたワイシャツを脱いで、私の部屋に置いてあるTシャツに着替える。
「雅也さん、スマホが鳴っている」
テーブルの上で震えるスマホを早く渡そうと手を伸ばしたが、先に雅也さんが取った。
「もしもし。……ああ、だから、飲み会だって……え?あー、二次会があるかは、分からないけど、出ないで帰るよ…」
私は、首を傾げた。
帰る?どこへ?誰が待っているの?電話の相手は誰?
それに飲み会って、なに?
誰に何のために嘘をついているの?