溶けないチョコレート
二章


でもその時は突然訪れた。


優人とデート中、今日は私のお願いでクレープを食べに来ていた。


「僕が取ってくるよ。」


優人は注文したクレープを取りに行ってくれた。


その時だった。


優人がクレープを取り行く時に机の上に携帯を置きっぱなしにしていた。


すると優人の携帯にメッセージが入ってきた。


携帯のディスプレイに表示されるメッセージに私は頭の中が混乱した。


----------優くんへ

昨日はありがとう♡昨日のラブホも良かったけど、もっと楽しいラブホ見つけたの♡今日の夜空いてる?早く会いたいな…♡
美香----------


「お待たせー♪って何見てんだよ!」


「美香って誰?」


「女友達だよ。」


「昨日体調崩して会えないって言ってたじゃん…。その美香って子に会ってたの?」


「なんで人のメッセージを勝手に見るんだよ!」


「ショートメールだからディスプレイで見れちゃったの!もういい!別れて!」


「何でだよ!」


「私以外の人と付き合ってるんでしょ!もう嫌だ!さよなら!」


私はそう言って優人と別れた。


(ラブホって…。私がいて、他の人とそんなことしてたんだ…。)


私は優人から裏切られた気分で涙が出てきた。

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