「ごちそうさまでした。じゃあ、おやすみ・・・」
「送る」
「え?でもお互い車でしょ?」
「俺、後ろついてくから」
「なんで」
「万が一」
「え!ってそれ・・・沢村さん?」

恐る恐る聞いた私に、和泉さんは力強く頷いた。

「今はつけられてないし、おまえんちも知られてないとは思うが、念のためな。できれば今夜は親父さんちに行った方がいいと、俺は思うが・・・」
「両親とも今日はいないんです」

仮にいたとしても、両親には迷惑かけたくない。

「そっか。そうだな。じゃあ俺んち来る?」と和泉さんに軽く聞かれた私は、「私の家に帰ります」と即答した。

そんな私を、和泉さんはクスクス笑いながら見てるし。

でも、和泉さんは不意に笑うのを止めて真顔になると、「俺がいるから、心配すんな」と言って、大きな手で頭を優しく一撫でしてくれた。

また・・・いちいちドキドキしない、私!


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