センチメンタル・スウィングス
途中、所長にドキドキさせられた場面があったものの、休み明けの仕事が無事終わった私は、ノー残業で、7時過ぎに事務所を出た。

「今日もがんばった」みたいな達成感に、少しだけ浸りながら、駐車場まで来たそのとき。
「檀上さん!」と呼び止められた。

え?この声・・・は。

恐る恐るふり向いた私は、「沢村さん・・・」と呟いていた。

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