それは、一度終わった恋[完]



「澄美、好きだよ」

漫画を一緒に読んで、
美味しいご飯を一緒に食べて、
眠くなったら一緒にお昼寝して、

それだけで、めまいがするほど幸せだった。
ただの日常を幸せにしてくれるあなたが、とてもとても好きだった。


あなたが社会人になる寸前の3月に、幹部交代合宿をするまでは。


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