オオカミと少女

オオカミ人間

「『〜オオカミ人間〜



それは、生まれつき呪いがかけられた男、あるいは女のこと。



なぜそのような呪いが出現するようになったのかは不明。



人間の間に100年に1人というごく稀な可能性で生まれる。



普通の人間との見分け方は鎖骨から首筋にかけて大きなあざがあること。



オオカミ人間は満月になると我を失い、オオカミの姿になって周りのものならなんでも襲いかかるようになる。



そのため歴史には何度かオオカミ人間による大虐殺が記されているし、その多くは隔離されて短命にして死亡している。



しかし、どんな呪いでも必ず解く方法がある。



オオカミ人間の呪いについては愛し、愛される人と結ばれることが呪いの解除方法と言われている。



しかしオオカミ人間にとって愛し、愛される人を作るのは並大抵な難しさではない。』………」