私は今、吉沢と近所の大衆食堂でランチを食べている。
「橘さんのサバの味噌煮定食うまそうだね・・・」
私のサバの味噌煮を狙う箸からサバの味噌煮の入った皿を持ち上げ回避する。
「ケチ・・」
「何とでもどうぞ、っていうか自分の生姜焼き定食を食べなさいよ」
私は大きな口で自分のサバの味噌煮を食べた。
「だって…飽きちゃったもん」
はぁ?飽きちゃった?
「そのすぐ飽きちゃう癖って女の人にもでしょ?」
「・・・そうくるんだ・・」
吉沢は箸を置くと上目使いで私をじっと見てふっと笑った。
「ところでさ・・・さっきの話の続きなんだけど・・・」
きたよきたよ・・・
「何で、他にも女性社員や電話をしてくる女の人がたーくさんいるのに私なの?」
吉沢は水を一口飲んだ。

「橘さんて俺の事・・嫌いでしょ?だからお願いしたの。」

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