――12月 24日。


今日はクリスマスイブ。

そして――私と千尋くんの初めてのデートの日。


「お母さんっ、これでよかっ!?」

『なぁに?雛乃。朝からそんなにオシャレして~。』

「今日は出かけるって言っとったやん!で、これでよかかな?」


朝9時。一日休みだという眠そうなお母さんを無理矢理起こした私は、自分の中で一番のお気に入りのパステルカラーピンクのワンピースを身にまとい、お母さんの前に立っていた。


『いいんじゃない?』

『おはよ~。…あれ、これからどっか行くと?』

「あ、お兄ちゃん。おはよ~。うん、ちょっと出かけてくるっちゃん。」


リビングで私の身にファッションショーをしていると、部屋着姿のお兄ちゃんが眠気眼をこすりながらやってきた。

昨日、夕飯時に2人にちゃんと今日のことを話したはずなんだけど、2人とも見事にそれを忘れている。



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あまあま  胸きゅん  方言女子  身長差  両想い  トラウマ  溺愛  ドキドキ  上京  青春 

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