高遠恐怖症を克服して1ヶ月。

――私、小日向 雛乃(16歳)、新たな病を発症しました。


『ひーなーのっ』

「わっ、華ちゃん!」


昼休み。

お弁当を手にした華ちゃんが、4時限目の授業で使ったテキスト類を片付けていた私の席にやってきた。


『ご飯にしよー!』

「うん、ちょっと待ってー。」


ニコニコ顔の華ちゃんをなるべく待たせないよう、片付けはそこそこにしてカバンに入っていたお弁当を手に席を立つ。


「食堂、空いてるかなぁー?」

『大丈夫っしょ。』


ザワついている廊下を通り過ぎやってきた食堂で、購買スペースや食券売り場を素通りして、飲食スペースの2人用テーブルにお弁当を置いた。



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あまあま  胸きゅん  方言女子  身長差  両想い  トラウマ  溺愛  ドキドキ  上京  青春 

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