蓮の勤務先の小学校の最寄駅のコーヒーショップ。



「まだかなー」



私は、今か今かと蓮からの連絡を待っていた。


今日は予定通りに上がれて、
浮き足立ったまま蓮の誕生日プレゼントを買いに行った。



迷いに迷って、軽くてスポーティでかっこいい、新しい通勤バッグにした。


この前、蓮が電車で引っ掛けて破けたと言っていたのを思い出したから。



それを大事に抱えてコーヒーショップに入ったのが、もう1時間前。


もう時刻は、19時を指していた。



外は、もう完全に真っ暗。



駅前のイルミネーションが綺麗だけど、待ちくたびれ始めた私にはその輝きが半減して見えてしまっていた。








一度も連絡が、ない。



仕事中だしなーと思ったけど、一度だけ電話をしてみた。


だけど、
留守電に繋がってしまって話すことは出来なかった。



LINEもしてみたのに、既読にすらならない。



こんなに、連絡を取れなかったことなんてなくて不安になってしまう。



学校で、なんかあったのかな。




「んー、でもなぁ」




蓮の勤務先の小学校の場所は知らない。

だけど、駅前の交番で聞けばきっと教えてくれるだろう。


でもな、いきなり職場に来られてもどう思うかな。


あ、でも蓮だって前に私の職場にも来たんだし。


それに、結構混雑してきた店内。

あまり長居するとやっぱり店員さんの目も気になる。



私は意を決して、小学校に行くことを決めた。



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