理沙の結婚式。


正直、自分でもどんな気持ちになるかなんて想像も出来なかった。


別に参加するのも嫌じゃなかったし、悔しいと思う気持ちも無かった。


ウェディングドレスを着た理沙は、女にしては背があるからかロングドレスが似合ってた。

単純に綺麗だと思った。

と、同時にチビなアイツには着こなせねーなって思った。


凛が騒いでいる。光もそっちに向かって騒いでいる。
何事かと思って俺もそっちへ向かうと奈央が居た。

それも、俺も初めて見るような奈央が。


腰まであった髪が短くなっていた。

髪型が変わっただけなのに、知らない女みたいだった。

いつもはスッピンか、薄い化粧しかしてないのに、やたら化粧も濃くて、まじで知らない女だった。

いや、奈央なのは確実なんだけどさ。


俺も髪の毛について何か言おうとして近づいたのに、アイツはまた俺を避けた。


その事にものすごく腹が立つ。

確かにアイツは俺にしばらく関わらないと言った。

だけど、それもおかしくねーか?

なんで俺だけが無視されなきゃいけないんだ。



結婚式が始まっても、披露宴でも、二次会でも…

理沙は楽しそうに新郎の隣で笑っていた。

それを見て、幸せそうだなって思った。

全くショックを受けていない自分に驚いたけど、でもまぁなんとなく予想していたことだ。



最近の俺はおかしい。

いや、俺の頭がおかしいのか。

気づいたら、勝手にアイツの事を考えている。



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