好きを百万回。


亜弥がビールをグイッとあおる。

「『なんとなく好き』から徐々に『めっちゃ好き』に変われば結果オーライやん。なんとなく好きくらいじゃ処女は身体を任せる気にならんとか?」

亜弥の言葉にサワーを思わず吹き出す。

「身体って・・・・・!」

「いいオトナがお手々繋いでお出掛けしてちょっとチューして終わりとかやないでしょ?恋愛とセックスは切り離されへんし。してみてイヤやったら付き合わへんって選択の仕方もあるけど、処女にはそれは無理でしょうよ」

「うん・・・・・」

亜弥の話を聞いて体中の力がぬける。20歳も過ぎて、ましてや相手は30で、身体のこと関係なしではお付き合いは考えられないことはわかってる。


< 73 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop