そう……私は泡になって……天使と一緒に天国に行くんだ。

天国……。

でも、様子がおかしい。

天国って眩いばかりに明るくて、天使がいっぱいいるって思ってたのに……ここは……。

「どう見ても病室だよね。私……死んでない?」

腕には点滴の針が刺さってて、黄色い液体がポタポタ落ちてる。

白いベッドに白い壁。

五十インチくらいの大きなテレビに高そうなキャメル色のソファー。

刹那さんのお祖父さんの病室と同じような間取り。

それに……何か言い争う声で目が覚めた。

まだドアの外でその声が聞こえる。

刹那さんと雪乃さんの声だ。

じっと耳を澄ましていると、二人の会話の内容が聞き取れた。

「だから、私はあんな女認められないわ。まだ結婚してないのなら、私でいいじゃない?お祖父さまは手術が成功したわけだし、梅園家の娘はもう不要でしょう?」

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