イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
「ギャー‼」
そうだよ、メガネかけてないからすぐに気づかなかったけど、刹那さんじゃない?
でも、でも、……昨日は私……ソファーで本読んでたんだよ。
何でまた昨日のベッドにいるのよ~‼
「煩い。朝から大声を出すな」
……その冷たい声は、やっぱり刹那さん。
前言撤回。
彼は王子じゃなくて悪魔だ。
彼は額に手を当てながら目を開けるが、その顔はすこぶる不機嫌だった。
ギロッと私を睨むと、ベッドサイドの上に置いてあったスマホに触れ、アラームを解除する。
「何で私……ここで寝てるんですか?」
相手はご機嫌斜めだが、あえて恐る恐る聞いてみる。
「ソファーで寝てたら風邪引くだろ。わざわざ運んでやったんだ、感謝しろ」
憮然としたこの物言い。何様だ!
そうだよ、メガネかけてないからすぐに気づかなかったけど、刹那さんじゃない?
でも、でも、……昨日は私……ソファーで本読んでたんだよ。
何でまた昨日のベッドにいるのよ~‼
「煩い。朝から大声を出すな」
……その冷たい声は、やっぱり刹那さん。
前言撤回。
彼は王子じゃなくて悪魔だ。
彼は額に手を当てながら目を開けるが、その顔はすこぶる不機嫌だった。
ギロッと私を睨むと、ベッドサイドの上に置いてあったスマホに触れ、アラームを解除する。
「何で私……ここで寝てるんですか?」
相手はご機嫌斜めだが、あえて恐る恐る聞いてみる。
「ソファーで寝てたら風邪引くだろ。わざわざ運んでやったんだ、感謝しろ」
憮然としたこの物言い。何様だ!