君のいいところ、1つしか思いつかない。






「あー、理奈?」




トーク履歴が一番上にあった理奈に電話をかける。





『んー?』


「一緒にサボろうよ」


『いいよー!』



「空き教室にいるから」


『おっけー』





電話を切って窓の外を見ると、今一番見たくない紗月ちゃんの姿。


友達としゃべるその横顔が、揺れるポニーテールが、眩しいくらいキラキラして見える。






「あっ、いた。晴!」



「…よ、理奈」






もう一度紗月ちゃんを見て、カーテンを閉めた。








< 149 / 296 >

この作品をシェア

pagetop