蟲狩り少女
すでに三岳友輝は脇マサヤから離れ、教室を出て行く所だった。


その様子に疑問に感じながらもホッと胸をなで下ろす。


三岳友輝もバカではない。


さすがにこの年齢になってイジメなどしようとは思っていなかったのかもしれない。


あたしはそう思い、再び箸に手を伸ばしたのだった。
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