ズキンと、頭部に走る痛みで目を覚ました私は、白い天井を見ていた。


荒くなっている呼吸を整え、昨日起こった事はどこまでが現実で、どこからが夢だったのか考える。


部屋着を着ているから、お風呂には入ったと思う。


だったら、一番可能性があるのは、夕飯を食べた後に部屋に戻った後からが怪しい。


部屋は明るく、もう朝になっているのがわかるけど、ナニかはどうなんだろう。


朝でも関係なく襲われるのかな?


映画や漫画なんかだと、夜にだけ襲われるってイメージがあるけど。


身体を起こし、テーブルの上に伏せられた鏡を見て、私は言いようのない嫌悪感に襲われた。


夢の中で見た、あの数字はなんだったのか。


まあ、夢に意味を求めても仕方ないかもしれないけど。


「はぁ……休みたいな」


そう呟きながらも、私はベッドから足を下ろして立ち上がり、クローゼットを開いて、替えのスカートとブラウスを取り出した。


血塗れになったブレザー、夜の間に乾燥機にかけてくれたかな?


あるとしたらリビングに置いてあるだろうけど、なければベストでも着て学校に行こう。


学校に行きたい気分じゃないけど……それでも、身動きが取れないこの家にいるよりは、誰かと一緒にいたいと思ったから。

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