私の身体と心
5
村木が持ってきてくれた資料のおかげで、仕事がかなり捗った。

そのおかげで集中し過ぎて、時計を見ると7時半。

「しまった。」

私は慌てて片づけをした。

スマホを取られているため、村木に連絡も出来ない。

「とりあえずスマホを返してもらわなきゃ。」

私は図書館へ向かう。

いつも私が仕事で調べ物をするのに寄る事が多い為、そこを待ち合わせ場所にしたんだろう。

「遅い。すっぽかされたのかと思った。」

本から顔を上げて、怖い顔をして睨む村木。

「仕事に集中してたら、この時間になっちゃのよ。」

私は息を切らせながら言う。

「俺の約束はそんな程度か。」

村木は口をとがらせて、拗ねている。
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