「おお!優衣ちゃん!いらっしゃい!」

「おさじさーんっ、元気してたー?」

「元気、元気!」

「よし!とりあえずビール2つ!!」

「はいよっ」



私はいつものカウンター席に座った。

尚生くんは店前で電話が来たので、先に入店した。

ナオ君のぶんまで勝手にビールを頼んでしまった…、嫌いだったかな?確認しなきゃ…。

隣の席にサッと腰掛けた尚生くんに声をかける。



「尚生くん、ビール飲め―ー……っ!!!!!!!」



隣を見てみると、そこには尚生くんではなく、錦戸さんが笑顔で座っている。

私は全身から血の気が引いた。



「え…?あ…尚生くんは…?あの…」

「ん?アイツがどうした?」

「え?、あの私、尚生君と…飲みに…」

「あー、尚生は、俺のために優衣ちゃんとここまで来たんだよ?俺が優衣ちゃんのこと好きって知ってるし。尚生ならもう帰ったよ?」

「……え?」

「てか、まず、あいつ高卒入社!まだ18歳だし、お酒飲めないよ?可愛い後輩に未成年飲酒させるつもり?」


ニコニコ笑う錦戸さん。
私は怖くて怖くて、どうにかなってしまいそうになる。