朝起きて会社に行って、

時々少し残業をしてスーパーに寄る。


帰ってきて、

「ただいま」って独りでに呟いて、夜ご飯を自炊する。





あの日…

お母さんの声を聞いただけで泣いてしまった日、から早くも3か月が経った。



あの日、お母さんは言った。

『麗奈の幸せが一番私達が安心出来るの。不安定なまま、結婚なんてしちゃダメよ。
そりゃ、孫は楽しみだけど…
娘に結婚を押し付けてまで、欲しくないわ』




母親って、すごいなって思ってしまった。


いつもハイテンションな母だけど、落ち着いて話してくれるその声を聞いて安心してしまった。



『川端さんは良い方だけど、他に少しでも未練があるなら…結婚してはダメよ』


その言葉を聞いて、自分のすべき事が分かった。




だから、わたしは…

自分から川端さんに、”御断り”の連絡を入れた。



川端さんは、やっぱりわたしには勿体無いくらい優しい人だった。



まるでそれが分かっていたように、電話に出てくれた。



『せっかくの縁ですから、友人になりましょう』

そう言われたときは、さすがに驚いてしまったけど…

それも、川端さんの優しさだと思う。




もう、焦って結婚とか将来の事を考えるのは休憩にした。


一旦お休み。


振り出しに戻らないための、休息。



そう考えたら、少し楽になった。



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