恋に一番近くて遠い君

文化祭

すごく盛り上がった体育祭が終わり文化祭が始まった。


学校は昨日の体育祭に負けないくらいの活気に包まれていた。




「美海!午後から一緒に回ろうね」



天良がそう一言言って実行委員の仕事の場所に向かった。



私たちの学校の文化祭は2日間あって今日は学校の生徒だけで明日が一般公開の日



今日は天良と午後から一緒に回る約束をしている。



私はクラスの受付の担当で午前中は仕事が入っている。



教室を覗いて見ると男子はみんな私がデザインした法被を着ていた。


女子は自分の浴衣を持ってきてお互いに着付けをしている。その中には浴衣じゃなくて甚平の子もいる。

天良も実行委員でたくさん動くから浴衣じゃなくて甚平だったな。ヘアアレンジは亜衣里ちゃんと遥葵ちゃんにしてもらってたな。



「美海ちゃーん!見て見て!!」



着付けをし終わった亜衣里ちゃんと遥葵ちゃんが私の所へやって来た。



「2人とも可愛い〜!」



「美海ちゃんの着付けするよ!」


「ほんと?ありがとう!!」





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