ジュリエットじゃ終わんない
てか!

柊也、柊也って、呼び捨てズルイ!
や、ズルくはないけど…


昔のクセでクン呼びしてたけど、
あたしだって!



「しゅ、…っ柊也!教科書ありがと!」



驚いてんのか…
不満なのか…

食い入るよーに視線ロックオンな柊也くん…
じゃない!柊也。



いーじゃん、別にっ…
いーじゃん、別にっ!
いーじゃん!別にっ!


そんな視線を負けじと返す。




「どしたの?柊也、驚いたぁ!?」


香織の言葉で我に返ったよーで…
差し出してた教科書を受け取って、


「…知り合い?」

そう返しながら、それを机に仕舞う。



「友達なんだよ〜っ!
毎日一緒にゴハン食べてるの!

世間って狭いよねっ?
深紅ちゃんと幼なじみだなんて、びっくりしちゃった!」

穂花が楽しそーに説明すると…


「えーっ!
お前ら幼なじみなん!?」


そんなやりとりを見てた豊田がツッコむ。
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