結局、朝まで眠れなかった。

顔の痛みは、鼓動のタイミングでうずいてあたしを苦しませた。

朝焼けに染まる空を、ぼやけた視界で眺めた。

時間は4時半を過ぎたところ。


もし、4時44分で死んだなら……。


「まだ……。まだ、死ねない」

そう、死ぬのなら【444の呪い】を確実にかけたい。

たしか瑠奈が言ってた。

『図書室に本がある』と。

それを見てからでも遅くないだろう。

眠れないまま、あたしは制服に着替えた。

そして、いつもよりずいぶん早く家を出て、学校への道を歩いた。

今朝もいい天気になるだろう。

道行く人が、あたしの顔を見てギョッとしている。

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どんでん返し  444  呪い  恐い  いぬじゅん  屋上   

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