英斗が会社に来ていると美鈴が血相変えて教えてくれた。
「どうすんの?」
どうすると言われてもどうしようもない訳で・・・

「別にどうもないよ。だって・・あれ以来向こうから連絡は一度もないし
私もしていない。・・・完全に別れたんだからこれ以上話す事なんてないよ」
逆にこんなとこで話しかけられることの方が迷惑だ。
英斗だってそこまで馬鹿じゃないから
きっと会ったとしても素通りするはず。

「うん・・・だけどさ~~何となくなんだけどね・・・
千鶴を探してるようにみえてさ・・・」
美鈴は心配してくれたが、私はあまり気にしていなかった。
「ありがとう大丈夫よ。私は完全に吹っ切れているから。
それに課長に頼まれた資料取りに行くから会うこともないでしょ~」
弦のお陰で私は思いのほか失恋の傷が浅く済んだ。
資料室に行けば英斗と会う事もない。
課長に頼まれた資料は結構ある。
いつも無理難題を押し付ける課長だけど
今日だけは,そんな課長に感謝かな・・・
私はそのまま資料室へと向かった。

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元彼  再会愛  遠距離 

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