「うっ、嘘でしょ。」
それ以外の言葉はでなかった。



私は、木暮チカ15歳、高校1年生。




私が持ってるのは、
ピカピカの制靴と制服と制カバンだけ。

あとは、もう全部燃えてしまったのだ。


布団もお鍋も洋服も
黒くなってぷすぷすと
音を立てるだけの固まりになった。

私は最初から目を閉じていたが、
さらに心の中でも目を閉じた。

それから、
できるだけ
普通の女子高生を思い描いた。

きっとその子は
大事なものを持っている。
今、私が1番欲しいものだ。




「お母さん、私は幸せになれるのでしょうか。」

私はただそれを星に願って、
近くの公園の滑り台の中で
眠りについた。

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