ハンバーグは
食べてもらえなかった。

あのあと、
夜遅くまで厨房にいたみたいだし、
4時に起きた時にも
もう部屋にいなかった。

店の制服に着替えて、
下に降りると、
佐々 新はもう厨房にいた。


昨日されたことが
怖くてなかなか声をかけられなかった。

でも、よく考えたら触られただけだ。
大丈夫、大したことない。

私は、思いきって声をかけた。


「おはようございます。
何からお手伝いしましょうか。」

声は震えていたが、
まっすぐ彼を見て言った。


「この用具洗ってください。」

ぴくりとも笑わず、
こちらも見ないで
彼は言った。

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