幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「もし俺がりりちゃんのことを襲ったらどうする?」


「血だるまにする♡」


じっと見つめてくる玲音に笑顔で即答。


「…だよね」


「先に救急車呼んでおくから安心して?」


「……俺も我慢するのけっこうしんどいんだけどね」


玲音がなにやら呟いた。


「なに?」


「なんでもない…」


んん?


もう一度盛大にため息をついた玲音に首をかしげた。


玲音はいつも通り、うちのお母さんが帰ってくるギリギリの時間までうちでダラダラ過ごして

自分の部屋へ帰っていった。


………あれ?


今夜うちに泊まるって言ってなかったっけ?


ま、いっか。
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