今日こそは横槍が入ることなく、斎藤先生と食事をしたいものだ。

昨晩家に着いた後メールで斎藤先生にお詫びと再度の約束をし、斎藤先生も応諾してくれた。

そして今朝、当の「横槍」の様子を見ると、激しく落ち込んでいる。私と岸先生と斎藤先生を順繰りに見ては、ため息。

何かあったとすれば、それは……。


昨晩、「これからいざホテルへと、実和ちゃんと意気投合したところだっつーのに」と、長谷部先生がぶーたれた顔を見せたら、斎藤先生の血相が変わり、岸先生が華奢な腕で必死に斎藤先生にすがりついてなだめた。

私はと言えば、やっぱりお父さんが娘の身を案じているだけの図だなあ、と他人事のように斎藤先生を観察していただけ。

そんな風にイケメン三人が往来ですったもんだしているうちに、なぜか、長谷部先生がきちんと帰宅するかを見届けようと斎藤先生が家まで一緒についていくことになり、私のボディガードとして岸先生がやはり私を家まで送り届けることになってしまった。

長谷部先生も「男と帰宅なんてキモーイ」と身をくねらせながらも、ことの成り行きを面白がっていたので放置。

おそらく、帰る道すがら、斎藤先生に私から話を聞き出すのを諦めるよう説得するつもりなのだろう、と単純に理解した。

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