パーティーから、一ヶ月。

俺と瑞紀は、以前と何も変わりがなく。

朝と夜は一緒にご飯を食べる、それだけの関係。

今日もいつもの様に、朝ご飯を食べようとリビングに入ると。

「…瑞紀?」

キッチンで瑞紀がボーッと立っていて。

俺が呼びかけると。

瑞紀はハッとした様に俺の方に振り返って。

笑って、おはようございます、と言った。

「…どうしたの。」

俺がいつもの様にコーヒーを入れようと料理を作る瑞紀の隣に立ちながらそう聞くと。

瑞紀は笑いながら、
「なんでもありせんよ。」
と言った。



その顔色、なんでもありません、の粋じゃないだろう。

そう思いつつ。

「…あ、そ。なら良いけど。」







こんな事になるなら。

あの時引き下がらなきゃよかった。

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