その日の夜。

洗面所で歯を磨いていると、瑞紀が少し閉めてあった洗面所のドアの隙間からチョコンと顔を出して。

「私、もう寝ますね。お休みなさい。」

そう言って瑞紀はちらっと瑞紀を見て視線をそらした俺に笑ってから、自室へ下がっていった。

歯を磨き終わったあと、俺は自室へ行ってから、書斎に入って手に持っていた今日読み終わった本をしまう。

それから、自分も寝ようと自室へ入ろうとすると。



そう言えば。

廊下って俺が寝る前いつも点いてて、俺が消してるな。

何でだ?

そんな事を思いながら。

パチン

いつもの様に廊下の電気を消して自室へ入ろうとすると。

ガタガタッ

瑞紀の部屋である隣の部屋から大きな物音がして。

…は。

思わず、何があったのかと瑞紀の部屋を開けると。

…暗くて、何も見えない。

「…っやだ!駄目!消さないで…っ!!」

…何で。

わけが分からない。

寝る前に電気を消すのは当たり前の事だろう。

だんだんと目が慣れてくる。

瑞紀が、布団の上で。

「点けて下さい…っ」

震えて。

取り乱して。

「…み、ずき」

俺が声をかけたにも関わらず。

「…っは、は、はっ、」

瑞紀の呼吸は荒くなっていく。

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