下衆男に恋をしました
「はじめまして」

そう声をかけてくれたのはあなただった。

出逢いは大学のサークルの飲み会

友達も特にいないままその飲み会に参加してた私は多分浮いていた。

私は咄嗟に返事をした。

「はじめまして…」

「あ、俺四年の澤田瑞希っていいます。
君顔合わせたことなかったから」

同い年だ。あっちが浪人してるとかいうとがない限り

「私は原田真子です。えっと、飲み会って初めてで。」

「真子ちゃん、よろしくね!
そうなんだ。なにか飲む?」

「あ、うん」


優しい瑞希に恋をしたのは出逢って数分の出来事だった。
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