私の居場所
3
健康診断の日。

朝、工場に出勤して、簡単な朝一の事務をこなした。

「園美ちゃん、そろそろ出なさいよ。」

悦子さんが声をかけてくれた。

「はい、多分半日なら特に何も問題はないと思いますが、一応ここに気になる事はメモ書きしておきました。」

私はそのメモを悦子さんに渡す。

「園美ちゃんが来る前は、私でも回っていたんだから何とかなるよ。心配しないで行っておいで。」

悦子さんはゆったりと笑う。

「福山君、もう外で待っているんじゃない?」

そう言われて、私は慌てて外へ出た。

駐車場の社用車の運転席で、イライラしている様子の福山さん。

助手席側から窓をたたいた後、ドアを開けた。

「すいません。お待たせしました。」

私は恐る恐る顔を覗かせる。

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