タンポポの約束。

図書室にて





テスト開始から2日経った放課後



テストはまだあと3日もある…




でも…ほとんどのテストが途中で回収されちゃって本当にやばいのだ…











「ふうちゃ〜ん、今日私図書室行ってから帰るから…先にテルくんと帰ってて〜?」











どうやったら早く行動できるのか調べたい


それに返したい本もあるし…


ついでに勉強できたらな〜なんて思ってるから







私がそう言うとふうちゃんは頷いたけど











「っんなのだめに決まってんだろ!
お前モテてるの自覚しろよ!」











そう言ってきたのはテルくん




中学の時にナンパ?というものをされてから
テルくんは私が一人で行動するのを出来るだけなくしてくれている




でも過保護だよ〜





それにモテないから大丈夫さ!




そしてそして何のための髪色だと思う?
絡まれるのを少なくするためにってのも込めてこの派手な髪色にしたんだよ〜♪











「だいじょ〜ぶ♪
私はモテないしこの髪色で大分絡まれなくなったから♪」











うんうん、自分の身は自分で守れるようにならなくちゃね♪











「ってか、変態教師のとこ行かなくていいのかよ?
告白聞いてから行ってねーじゃん」











……そうなのです




なんかミナくん先生に合うのが気まずいと言うか…何と言うか…



で、結局行っていないのです











「い、いいのっ!
じゃあ私行くね〜」











止めるテルくんを振り切って私は図書室に向かった






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