クリスマスプレゼントは靴下に
クリスマスプレゼントは靴下に




「もうっ!あんた!なんで先週と同じ失敗するわけ!?
私がこないだ言ったこと、もう忘れたの?」

「……さーせん。」

前島は無表情でそう言うと、面倒臭そうにぼりぼりと頭をかく。



仮にも上司の私にこんな口の利き方する子だもの。
小言なんて言うだけ無駄だってことはわかってる。
だからって、無視出来る?
そんなことしたら、この子のためにもならない。
ちょっと注意しただけで辞めてしまう子が多い中、やめなかっただけでもこの子はまだ偉いんだ。
失敗なんて誰にでもあること。
そう自分に言い聞かせ、私は注意を続けた。



「……とにかく、すぐにやり直してちょうだい。」

「了解っす~」



チャラい返事にむっとする気持ちを必死に堪え、私は平静を装って席に戻った。



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